友人の娘さん、結婚

小学校高学年から不登校になり、中学校は行かず通信制高校で学び、見事有名私立大学に入学し、卒業後は事務職に就いていた友人の娘さん。この度、その子が大学時代の先輩と結婚したと友人が葉書で知らせてくれた。

 可愛らしい小柄な娘さんだったが、弱々しい感じがしていた。そういう儚げな姿を気に入る健康で大柄な男性はいるものだ。どうか末永くお幸せに、と願う。

 

 ちょっぴりうらやましくもある。わが家のchosuは、10数年来の対人恐怖症をやっと乗り越えようとしているところだ。研修先ではコミュニケーション能力を鍛える授業もあり、クラスのメンバーを変えながら、一日話し続けるそうだ。

 だがしかし、彼を普通の青年だと見かけから判断してくれる級友は、ごく自然に話しかけてくるそうだ。彼もまた、スムーズに話せるようになってきている。

 

 就職のための講座だが、まずポジティブ。シンキングを教えられたようだ。有り難いことだ。親では教えられなかったことを、社会が教えてくれる。見知らぬ人たちが教えてくれる。

 

 いつか、chosuにも、伴侶との出会いがあらんことを、切に願う。