ちょス飯の映画評
劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』 ★★★★☆ ネタバレ注意
イオンシネマで夫と鑑賞。
自分の左右前後の席が空席である状態だったので、とても見やすかった。会場は二時からの回だったからか、満席。
二度目だったが、もう一度見たい。
お館様が妻と歴代の鬼殺隊員の墓地を歩く場面から始まる。お館様自信の寿命が尽きようとしている。妻の支えがなければ、歩けない。彼は隊員の名をひとりひとり呼んで、冥福を祈っている。
無限列車の中での戦闘は、現実と眠っている鬼殺隊の面々の夢の場面を行き来する。
煉獄さんの夢は、哀しかった。下弦の壱、魘夢の血鬼術は非常に凝っていて、すばらしいものだった。
無意識領域を、読者層がこどもである漫画で表現するというのは、すごいことだ。
列車での闘いだけで終わってほしかった。
今回、原作をどうしても読んでみたくなり、23巻を大人買いしてむさぼり読んだ。映画化するにあたって、取ってつけたように最後の闘いを描いたのかと思っていたら、TVアニメと同じく、原作通りの展開だった。
煉獄さんは、闘いに勝っていた。鬼は、致命傷を受けても、そ傷をすぐに再生してしまうから、人は絶対に勝てない。
しかし、明らかに、煉獄さんは猗窩座に勝利していた。
煉獄さんの母上が、毅然として美しく「自分の強さ、賢さを他人のために使え」と教えて「よくやった」と黄泉の国から彼を迎えに来るが、涙がこみ上げてきて止まらなかった。
煉獄さんは笑って逝った。
マイナス一★なのは、煉獄さんの死が、悲しすぎるから