ちょス飯のテレビ評  アニメ 鬼滅の刃 第19話

フジテレビでまとめてアニメの再放送を放映していた。19話まで夫婦で観た。

鬼殺隊がどういう組織なのか、炭治郎も観客も何も知らないまま物語が進んでいくが、人語を話すカラスの司令どおりに、歩いて行き次々に人喰い鬼を倒してきた炭治郎。

カラスの指示に従い、田の中を歩いて行くと同じ時期の試験に合格した仲間、善逸と伊之助に出会う。あまりにも面白い性格の真反対なふたり。

鼓の鬼を倒したとき、炭治郎は死に行く鬼の過去を聴いて悲しむ。作家を目指していた男が、編集者と思しき男に、才能がないとなじられ彼の原稿が踏みにじられ、苦しむ。

炭治郎は、彼の技を誉める、原稿を踏まない。

鬼は、死ぬ前に満足した。

そして、第19話ではあまりにも恐ろしい、毒蜘蛛の鬼一家との最後の闘いが描かれていた。ただ、悪者をやっつけて終わるのではなく、鬼にされてしまった塁(こどもの姿)の過去が語られた。家族がほしかった塁は、村人を捕まえて父母ときょうだいを演じさせていたのだった。

だが、彼は家族は 暴力によって自分の意のままに操れるものだとしか認識できなかった。

強靭な糸が、体を切り刻む。

炭治郎が絶体絶命、危機一髪となると、禰豆子は兄に背負われた箱から飛び出し、血だらけになって、兄を守った。もう負ける、死ぬというとき、死んだ父さん母さんきょうだいたちが炭治郎を励ます。

自分の身を呈してでも、兄をかばう禰豆子に驚いた塁は、禰豆子を自分の妹にする、と彼女を縛り上げる。

いよいよもうダメだというとき・・・。

やっと先輩隊員の、冨岡義勇が現れて炭治郎を救う。

 

そして、義勇に首をはねられた塁が「自分は地獄にあやつる落ちるから、死んだ両親には会えないのだ」と言ったとき、・・・。「お父さんもお母さんも、地獄に一緒に行くよ。お前と一緒にいるよ」と両親が彼の前に現れて抱きしめる。

この場面には、泣けた。これが、鬼滅の刃のテーマなのではないか。「家族の愛」

 

胡蝶しのぶが冷血で非常に有能であること、冨岡義勇が口下手で隊員からは嫌われていることなど、驚きのセリフもあったが、鬼である禰豆子を連れている竈門炭治郎が、本部へ引き立てられてしまった。

 

次回の展開が楽しみだ。まだまだこれから物語の主人公ともいえる鬼殺隊の先輩たちが出てくるらしい。

 

★★★★★

 

しかし、虫を