ちょス飯のTVアニメ評
『呪術廻戦』 1から11話 ★★★★★
これは面白い。既に作られてきた少年漫画の魔物との闘いの、二次創作ともいえるが、全くのオリジナルの創作物は作り得ない。
ジャンプを読んで育った人が長じて、お気に入りの漫画から着想を得た漫画を作る時代になったのだ。吾峠呼世晴氏、然り。
主人公がイケメンではないのも面白い。脇役たちのかっこいいこと、ユニークなこと。中でも、人類最強の眼に黒布を巻いている先生と、双眼鏡のような鼻眼鏡を付けている先生がかっこいい。
主人公は腹の中にスクナの指を飲み込んで、鬼(呪いの具現化したもの)の力を得たゆうじ。彼の優しさが、仇となりひどい目に遭わされる。
単純な善と悪の闘いだけではなく、呪術師側とのろい達のかけひきが描かれる。
ただ、62歳の目が悪いおばばが視聴する場合は、戦闘シーンが早すぎて、光の点滅や爆裂が激しすぎる。より強い刺激を求める方向だけではなく、静かな闘いも良いのではないか。議論だけとか。
ドラゴンボールで、既に人類と異世界のものとの戦闘の極限まで描かれたのではないか。