京急で踏切事故

9月5日、京急の踏切で大変な事故が起きた。トラック運転手は、小さな道に迷い込み、曲がりきれなくなりその事故直前、周りの人に助けを求め、周りの人も協力をしていた。電車を緊急停止させるためのボタンも、京急職員によって、すぐ押されていたというが。

散乱した、黄色いグレープフルーツが滑稽なような、哀愁を感じさせた。誰も拾わないのだった。

何故、バックでもと来た道に戻ろうとしなかったのか。何故、踏切のバーが降りてきているのに、線路内に侵入してしまったのか。

これからの検証が待たれる。

 

トラック運転手は67歳、ベテランだったというが、一瞬の判断の誤りが彼の命を奪い、甚大な被害を生むことになった。

今後は、緊急事態に備えて、電車が運転士の目視ではなく緊急停止できるような機器を備えてほしい。

奇跡的に、電車側の乗員乗客は軽症で済んだようだ。精神的ショックは計り知れないが、・・・・・・。

このような、場面で皆が生存できたことは本当にすごいことだ。乗客はパニック状態だったというが、もしわれ先に争って出口に殺到すれば、二次的被害も起きていたことだろう。押し合いへし合いせず、ひとりひとりが逃げおおせたのは、不幸中の幸いだった。

なくなった大型トラックの運転士は、気の毒だったが生きてこの事故の責め負うとしたら、・・・。それも計り知れない苦しみだったことだろう。

 

chosu-pampaが言うには、大事故の背景には10倍の「ひやり、はっと」があるという。もしかしたら、この運転手は今まで、いろいろな「ひやり」があったのに、運良く大事故につながらなかっただけなのでは、と推測している。

小田急でも、同様の事故が起きたが、こちらは軽自動車の運転をしていた女性は、車から降りていて無事だった。

大型トラックの運転手にも、脱出できる瞬間はあっただろうに。もしかしたら、電車が止まってくれると彼は、信じたのだろうか。あるいは、トラックもろとも自分のミスで死ぬ方を選んだのか。

なんとも、気の毒である。

徹夜の作業で、7日から京急は復旧している。

乗客数がものすごい都会の私鉄。この復旧の速さに驚かされる。作業員は真夏がぶり返したような暑さの中で、懸命に働いたのだろう。敬礼!