無残!

クロアゲハの母さんが産み付けに来た最後の子が、まだ蛹になるほど育っていなかったが、今朝行方不明になった。蛹になるために夏みかんの木から降りたのかと、周りを探すと、無残な姿で木製のプランターにぶら下がっていた。

頭部は黒くなり、糸で吊り下がっている。身体の下半身は緑色のママ。脱皮に失敗したのか。何者かに寄生されていたのだろうか。

彼の兄ちゃんたちふたりは、無事に堂々たる蛹となり、今は眠っている。弟が死んだことを彼らは知らない。