またやった!
昨日は、予約の日時通り、歯医者に行って、抜歯後の経過を見てもらえたが、スマホと腕時計を家に忘れて、出かけてしまった。
診察後、時刻がわからず、バスを逃す。あと40分も待たねばならない。あ、そうだ。別のバス停を探してみよう、とchosu-manmaは、丘の中腹にある歯科医院
からバス停と反対側へ丘を登って行った。
すると、どうでしょう。行けども行けども、バス停はない。
丘のてっぺんにあるコンビニでトイレを借りて、あんまんとコーヒーでブレイク。
「この近くにバス停はありますか」と店員の日本人中年女性に尋ねると、近くにはないが、この坂を降りてずっと行くとある」とのこと。
丘を降りて,ずんずん行った。
見知らぬ街の公園や住宅街、大きな建物、荒野原などを「ほう」と感心しながら歩いて行くと面白かった。一歩足を踏み出すと、人の上半身は、どんどん推進し運んで行ってもらえるものだ。
歩行の凄さにあらためて、感心した。chosu-manmaは腰と背骨が曲がっているので、二本の杖で歩く。つまり四足歩行。これは、足だけで歩くよりずっと、楽である。
やっと、バス路線の道に辿り着いて、バス停で待ったが今の時刻がわからない。
通行人に尋ねると、歯科を出てから既に70分も経過して11︰59だと言った。
あと6分でバスが来るとわかったが、激しい便意が起きてきて、こらえきれず、向かいにあるコンビニへ。誰かが、長糞をしてトイレを占拠していたらビチビチアウトだったかも知れないが、2つあるトイレの一つが空いていた。ああ、助かった。「神様仏様、コンビニ様」合掌
そこで、友人に送るための写真の失敗作を修正するために、ふたたびプリントして、次のバスを待とうとしたが、残念!
目の前を通過されてしまったので、気を取り直してまた歩いた。
途中、しけたスーパーの自転車置き場に、chosu-pampaの愛車を発見。
店に入ると、転職したての中年のメガネ親父が「きらり」とchosu-manmaにビーム。目を光らせた気がした。彼は、たった一人で、昼の繁忙期のレジを守っていた。というか、一番混み合うはずの昼時。客は、他にひとりしかいなかった。この店は、高級住宅街にある。が、ものすごく貧乏くさいしつらえだ。
安っぽい商品を安売りしているのだが、客は大きい駅前のスーパーへ行ってしまうらしい。
chosu-pampaは「1時間も歩いてここまで来た」というmanmaに驚いてくれた。
コロッケパンと野菜ジュースを買ってもらい、彼と別れてコンビニへ行き、抹茶ラテを注文。店員に見つからぬように、イートインコーナーの奥に座り、コロッケパンを食べた。
そして、友人に送るためのアルバムに写真を貼った。
いろいろなマスキングテープで、縁取りをしたが、どうも、いかさないデザインだ。まあいいや。
郵便局でクッション付きの封筒を求めて、このアルバムを入れて送った。
アルバムを包んだのは、chosuがビンゴ大会でもらってきた由布院プリンどら焼きの、包装紙を使った。
ああ、彼はどんなに喜んでくれることだろうか。素直な彼は、きっと驚いてそして喜んでくれるだろう。
猫箱を思う。
もう、手紙はこちらの手を離れたのだが、彼の手の内に届くまでは、猫の生死はわからない。しかし、予測はつく。
この作業中、隣の席で老女達2人がおしゃべりしていたが、内容がすごかった。北海道、五島列島、静岡、・・・いろんなところへ2人はそれぞれ観光に行っていて、バス旅行は一番前の席を指定する場合、ひとり3000円払うと言っていた。しかし、一番前の席の盲点は、ガイドが話しかけてきて眠れないこと。気が休まらないのだそうだ。
一人の婆さんは、最近黒蝶貝のネックレスを35万円で買ったのだそうだ。
「あるところにはあるものだ」と貧弱なchosu-manmaは感心した。
路線バスの代金にさえ、キュウキュウうしているわが家。
一方、婆さんたちは、元気そうだった。