友あり、遠方より来る。また愉しからずや
27年前小さい二間の貸家に住んでいた頃、その裏に住んでいたYさんが、その後別々の場所で暮らしても、遊びに来てくれる。
ときには、彼女が嘘つきなので、ムカついたりもしていたが・・・。
今日は違った。
サークルが終わってから、待ち合わせ、ランチをしてから、ふたりでchosu-manma宅へ。ずいぶん遠くになったわが家へも、彼女は来てくれたのだった。
14:40自宅のバス停到着。Yさんは、自然豊かな、chosu団地のロケーションに、驚いてくれた。
しかし、二人でコーヒーを飲んでいると、「実は去年大病をしたの」と言う。えっ。
6月末に、彼女の家の近くのスーパーであったとき、明らかにかつらを被っていたから、変だとは思っていたが。・・・
その時は、丸ハゲからだんだん毛が伸びてきているときだったのだという。
去年夏ステージ4で、切らなかれば死ぬと宣告されたのだそうだ。そのときの、恐ろしさを彼女は語ってくれた。
ああ、よくよく回復できたね、友よ。ありがとう。
やっと遠出もできるようになったという。9月から水泳教室へも入ってクロールを習っていると。
私の親戚の人のむすこの嫁もイギリスで、がん闘病中だよ。彼女の息子が、丸ハゲの妻とともに微笑んでいる画像を見せてもらって、感銘を受けたよと、chosu-manmaは、話した。
どうか、気をつけてお帰りなさい。1時間半くらいはかかる。家路。どうか彼女が電車の中で座って帰れますように。
16:40 バス停で手を振って別れると、ふたりとも笑顔。だけど、chosu-manmaは少し涙がでそうになっていた。