Tちゃんの長男結婚式を挙げる

4月26日 新郎の地元の結婚式場で。

遠く離れたところの女性と結婚したので、両家の身内だけ、挙式だけの結婚式となった。もうひとり別の友人の娘さんも、この黄金週間中に結婚式を挙げる予定だったが、こちらは延期したという。

T達も延期するかどうか迷ったが、コロナ禍がいつまで続くかわからないので、こぢんまりと式だけを挙げることにしたのだという。実は、昨年末から新郎新婦は入籍を済ませ、同居しているのだという。

Tいわく、ひとりも友人がいない、コンピューター相手に将棋を指すのが唯一の趣味だという息子さんが、小柄な可愛らしい女性と出会い、恋愛結婚することができたので、chosu-manmaは、騙されたような気がしないでもないが・・・。

息子が親に見せる顔と、世間に見せる顔は違うのだろう。

 

Tちゃんは、中学校の頃は実力があるのにそれを見せようとしない人だった。赤面症で授業中はしょんぼり。休み時間は、はつらつと遊ぶ。

家は二間の借家で、障子がぼろぼろに破れたままだったことを思い出す。ただ、中3最後のマラソン大会では、一位となった。そのときの、chosu-manmaの驚きと喜びは、今でも色褪せない。自分はびりだったが。もしかして、今までの大会でも、優勝できる力はあっただろう。彼女は、本気を出していなかったのだと思った。

 

しかし、彼女は高校へ進んでから懸命に勉強したのだろう。いや、実力を発揮するようになり、看護師となった。

30過ぎまでバリバリ働いて、家と姑つきの男性と見合い結婚。3人も子を生し、成人させた。

新婦とともに、Tの家族が勢揃いした写真を見せてもらったが、本当に素晴らしい。お嬢さんは、彼女の若い頃にそっくりなのだった。