誕生日にメッセージが

遠くに住む友人たちから「おめでとう」と電話やメールで言葉が届いた。chosu-manmaは62歳になった。42年間は病人としての人生だった。しかし、小林麻央さんが死の床から訴えたように、病気は人生の一部。その他に幸せなことも多々あった。

社会に出て働けなかったこと、これは悔しくてならないが、逆にのんべんだらりと暮らすことができて、あれこれ好きなことばかりして過ごした。やたらと本を読めたし、大学の通信教育で法律を学ぶこともできたし。

 

同級生は、皆しっかり働いて立派な家庭を築いている。独身を通している人もひとりいるが。

習い事で知り合った人は、ハイソな婦人が多く贅沢であるが、その生活を垣間見ることができて面白い。

また、高学歴で社会運動をしている女史はもいる。友人たちは、わが家より経済的に豊かで、海外旅行へ行きたい放題でうらやましい限りだ。

だが、「隣のレジは早い」という坊さんの指摘に、はっとさせられたから、他者との比較はやめよう。

一日一日を大切に生きれば、いつ倒れても悔いのない人生だったと言える。