高浜原発のマネー還元エネルギー

なんということだろう。まるで、越後屋が悪代官に菓子折りの下に、小判を入れて「いっひっひ、お主も悪よのう」という茶番劇を見ているようだ。

原発誘致に反対する住民たちは、「金より命を守れ、こどもたちのみらいのために」と主張していたことだろう。それを、現ナマで原発建設を頼み、その請負をしてより莫大なお金を、設けていた遣りてのおっさんがいたとは。

関西電力側は、何億何千万というお金を預かって保管していたそうだが、・・・。高級スーツ50万円とは!

量販店のたった1万円のスーツでさえ、庶民は汗と涙で稼いだ金で、自分で買っているというのに。

一体そのお金はどこから、生まれたものだろうか。それは、血税や電気代に他ならない。庶民の生き血が、原発に輸血されてしまったのだ。

 

原発事業がこのように、不正の温床だとまでは言えないが、大きな利権を生み万一の事故が起きれば、働いている従業員はもとより周辺住民の命は守られない。

 

そして、何年経っても汚染された水、土、空気は元に戻らない。

 

お金が儲かったと喜べるのは、事故の前に死んで行った人たちだけなのだ。

彼の息子も、孫たちも原発ある限り危険と隣り合わせで生きていかねばならない。