ちょス飯の映画評

『12人の死にたいこどもたち』  ★★☆☆☆

現在の日本で、どんなに多くのこどもたちが、理不尽な目に合わされているか。自殺したほうがまし、自分なんか生きる意味がない、価値がないと自殺を望むこどもたちが、「安楽死をしたい人、集まれ」の呼びかけに応じて、廃病院に集まる。

しかし、その自殺会場には13番めの死体がすでに置いてある、・・・・・・・。という始まり。高校生達だろうか。まだまだこれから、楽しいことが一杯待っているはずの人生なのに、いじめや親による虐待、病気、怪我、事故、親との関係などで、心を病んで死を望む若者たち。

★を2つにしたのは、今日的問題を社会批判として描いているところ。しかし、種明かしも、凡庸であったのでマイナス3.

12人も出なくても、3人くらいに絞って、ひとりひとりの苦悩を掘り下げて丁寧に描いたほうが良いと思った。