蛇のうろこを描きたい!

そう思って、先日写してきた写真を見て描き始めたが、画用紙までの距離がよく見えない。複雑すぎて、大変だ。いやいや、諦めず一日に数センチ分でも、描いていくぞ。

 

昨夜、BSテレビ東京で「なんでも鑑定団」を観ていたら、偽物だと思ったものが本物で、随分と高値が付いていた。デローサの自転車は、なかなかかっこよかった。50万円んでネットで買ったものが、実は120万円の価値があるだろうということだった。最後に長谷川利行というい画家を紹介していたが、この人は自ら絵を売って、というか押し売りして糊口をしのいでいた。というか、飲み歩いていたようだ。

だが、絵の評価は高く、名のある美術館にも彼の絵が数点収蔵されているという。確かに、力強いハチャメチャな描き方で、非常にユニークな画風だった。

依頼人は、ごくまともな静物画を持参していた。ジョニ黒とグラスなどが、整然と描かれていた。なんと「1千万円はするだろう」と彼は予測していたが、あじゃぱー。偽物だった。

確かに、素人が見ても筆致が全く違っていた。彼はサインをローマ字で書いていたが、これは漢字で縦書きにしてある。もともとの持ち主は、銀行家の祖父だそうだが、記名を信じてこれを、高く買ったのだとしたら、滑稽だ。しかし、本物だと思って生涯大切に飾っていたのだとしたら、祖父にとっては「本物」の絵だったと言える。